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Solist Profileソリスト紹介

Tatsuki Watanabe
渡邉 辰紀
 5歳より才能教育研究会にてヴァイオリンを始める。その後チェロの存在を知り、腰掛けて練習できるという理由により転向。自分のお年玉をはたいて当時15,000円の1/2サイズのチェロを購入。日本人で最初のパブロ・カザルスの弟子、故佐藤良雄氏のもとで手ほどきを受け、以来チェロの魅力にとりつかれ、まっしぐらにチェリストへの道を突き進む。そして血のにじむような努力の末東京藝術大學附属高校に入学し、ストレートで東京藝術大學に進学する。
 在学中は優秀な学生に贈られる「安宅賞」を受賞したり、日本音楽コンクールにも入賞する等華々しい成績を修めるが、驕ることなく2年間も修学期間を延長し、それでもあきたらずどこか外国で勉強してみたいと漠然と考えていたところへ紹介してくださる方があらわれ、渡りに舟とばかりにドイツ行きを決行。
 留学はしたものの最初はヨーロッパのレベルの高さに圧倒され悶々とした日々を送るが、ヒッツァカ音楽祭で初演した新進気鋭の作曲家トビアス・PM・シュナイトのクラリネットとチェロとピアノのための[Cascando Ⅱ]で「観客賞」を受賞。そのメンバーで[Trio Cascando]を結成し、バイエルン放送、ドイツ放送等のFMに出演の他、ソロコンサートやオーケストラとの共演等、着々とキャリアを積み重ねていく。そして6年間の研鑽の締めくくりに、ドイツ国家演奏家試験でフリードリッヒ・グルダのチェロ協奏曲を演奏し、特別賞付きで合格。同時に北西ドイツフィルハーモニーにソロ・チェリストとして入団。10年間在籍し、「ドイツ国家室内楽演奏家」の称号を得る。
 2006年夏、16年間のドイツ生活にピリオドを打ち完全帰国。東京フィルハーモニーに首席チェリストとして入団。
オーケストラはもとより、ソロ、室内楽、そして内外のジャズフェスティバルで井野信義、高瀬アキ、山下洋輔、ニルス・ペデルセン等超一流ジャズミュージシャン達と共演する等多彩な演奏活動は高く評価されている。